【あなたはどう?】外資系企業(金融業界)に向いている人の4つの特徴
ブログ猫です。
外資系企業で働くべきかどうか、悩んでいませんか?
今回の記事では「外資系企業に向いている人の4つの特徴」をまとめています。
もし今外資系企業で働くかどうか迷っているのであれば、ぜひ参考にしてください。
ブログ作者が歩んできたキャリアについて
最初に少しだけ自己紹介。
これまで3社(米系、欧州系、中華系)の外資系企業で働きました。
業界は金融。
ポジションはミドル・バックオフィスです。
部門の責任者として海外で中途採用の面接も担当したことがあります。
その経験から「外資系企業に向いている人の特徴」について書きます。
違う業種、ポジションを経験された方からすると、
「いや、そんなことないぞ!」
「自分の会社とは全然違う!!」
ということもあるかもしれませんが、このような前提があることをご理解ください。
外資系企業(金融業界)に向いている人の4つの特徴
1. コミュニケーション能力が高い人
外資系企業では主に英語を使ってコミュニケーションを取ります。
単純に「英語の能力が高い」だけではなく、
- 相手が話す英語の意味をきちんと理解する
- こちらが言いたいことを英語できちんと伝える
これができる人は外資系企業に向いています。
「こんなの当たり前じゃん!」
と思うかもしれませんが、これまでの経験上、案外できていない人が多いです。
理由は単純で、英語→日本語、日本語→英語にするときに、自分なりの解釈や主観を入れてしまうからです。
外資系企業で仕事ができる人は「事実」と「解釈」の違いをきちんと相手に伝えることができていますし、相手の英語を「主観」や「解釈」というフィルターを通さずに理解しています。
CEO、COOクラスの人やヘッド、マネージャーなどの上級職の人は、このコミュニケーション能力がめちゃくちゃ高いです。
会議やメールの内容もシンプルだけどわかりやすい英語を使い、ミスコミュニケーションが起こらないように心がけてくれます。
外資系企業を目指す人の中には「海外留学経験がある!」「TOEICのスコアが高い!」ということイコール「コミュニケーション能力が高いこと」だと思う人も多いでしょうが、それは違います。
外資系企業でのコミュニケーション能力の高さは
全員の認識が常に一致し、同じ絵が頭の中に描ける状態を作り出せること
です。
これを意識しておくと、外資系企業でのキャリアの歩み方も大きく変わると思います。
2. 結果が出せる人
色んな記事でテンプレのように語られる「外資系企業=結果が出せる人」ですが、もう少し解像度をあげて言い換えると、
直属の上司から求められる業務を120%のレベルで遂行できること
です。
どんな企業でもそうですが、
- 仕事の依頼をする人間
- 仕事の結果を評価する人間
これはあなたの上司です。
金融業界における上司の命令・指示は絶対であり、「No」という返事はご法度。
上司から求められた仕事に対して120%の内容で返すことがマストです。
資料作成を頼まれたのであれば、期限前に提出する。
達成すべき営業目標を与えられたのであれば、それを超える。
常に相手の期待値を上回るパフォーマンスが発揮できる人材は外資系企業に向いています。
3. ハードワークができる人
プロセスよりも「結果」が評価されます。
結果=あなたの上司が求める成果物です。
上司が求めるのを手に入れるためには、例え何時であろうが仕事をすることが当たり前というカルチャーが外資系企業には存在します。
例えば、上司の「明日の朝までに提出しろ!」という一言で朝の4時までオフィスに残り、ひたすらレポートの作成をするということは普通にあります。
プロジェクトの責任者である米国のスタッフとミーティングするため、真夜中にスカイプで会議をすることも日常茶飯事です。
「やるかやらないか」という二択ではなく、「やる」しか与えられないのが外資系企業。
そんなハードワークを乗り切るだけのメンタルと体の強さを備えている人材は外資系企業に向いています。
4. PRがうまい人
自分のPRがうまい、社内政治に長けているだとか、あまりポジティブなイメージをもたれないかもしれません。
ですが、そういった立ち回りのうまい人は外資系企業に向いています。
理由を説明します。
世界中でグローバルにビジネスを展開する外資系企業にとって、東京支店というのは数ある支店の一つにしかすぎません。
アジアの中でもシンガポールや香港、中国と比較すると優先度が低い場合もあります。
ビジネスの魅力がないとマネジメントから判断された場合、容赦無く予算の削減、リストラ、オフィスの縮小が実行され、最悪の場合は撤退ということも普通にありえます。
そうさせないためにも、
「今日本ではこんな風にビジネスがうまくいっている!」
「まさに東京支店はこのような実績をあげ、ビジネスに貢献している!」
と社内でPRできる人材は外資系企業で重宝されます。
マネージャークラスの上級職になると、海外のマネジメントチームとやりとりをする機会が増え、日本におけるビジネス展開について報告をする場面も多くなります。
そこできちんと「東京は頑張っている」ということをPRすることは必須。
できなければ、自分の評価が下がるだけではなく、支店全体の存続に関わることもあります。
もちろん、大げさに誇張して言う必要はありません。
ですが、頑張っていること、やっていること、きちんと結果を出していることについては正当にアピールすることはなんら悪いことではありません。
沈黙を美徳とする日本人には難しいかもしれませんが、
「黙っていてもわかってくれるさ!」
と、根拠のない楽観的な思考で理解を相手に委ねるのは違います。
おわりに
今回は「外資系企業に向いている人の4つの特徴」について書いてみました。
ただ、これはあくまでも僕が歩んできた経験から感じたこと。
「当てはまった!」という人も「当てはまらなかった...。」という人も、これからのキャリアの参考になれば幸いです。
では、また!