会社の上司への口答えは絶対ダメ?それとも黙って言う事を聞くべき?
会社の上司に対してムカつくことってありますよね。
どう考えても意味のない仕事を頼んできたり、明らかに理不尽な理由で一方的に責めてきたり。
「いやいや、ちょっと待ってくださいよ!」
「はあ?それっておかしくないですか?」
そんな風に、我慢できなくなって口答えをしてしまいそうになったこと、ありませんか?
その気持ち、めちゃめちゃ分かります。
僕も若いときは血の気が多い方で、相手が上司であろうが納得がいかないことがあれば
「上司?そんなの関係ねえよ!」
とばかりにあれこれクレーム付けてました。(今振り返るとよくクビならなかったなとひやひやしますが。。。)
ですが、結論から言うと、
上司への口答えは完全にアウト
です。
厳しい現実の世界
いくら上司が理不尽なことを言っていても、矛盾したことを言っていても関係ないのです。
上位の役職者相手に口答えをする。
これがダメなのです。
理由は単純で、会社は組織で動いているから。
上の役職の人にたてつくような部下は組織の規律を乱す異分子とみなされ、評価がガクーンと下がります。
上司の間でも「あいつは反抗的だ!」という情報が共有され、他の同期よりも出世が遅れてしまうだけでなく、最悪の場合は左遷、降格、リストラの対象になってしまう可能性があります。
風通しがよさそうに見える外資系企業も同じ。
僕が勤めていた外資系企業でも「上司=絶対に言うことを聞くべき存在」でしたし、基本的にどんな仕事に対しても「承知いたしました。やります!」という姿勢が求められる職場でしたから笑
なんだかモヤモヤしますよね?
でも、これが現実なのです。
ドラマの世界とは違います。
もし口答えをしてしまったのなら
中にはどうしても我慢できず、感情のままに口答えしてしまう人もいると思います。
「いや、マジで意味わかんないんですけど!」
「いやいや、それは絶対違いますって!!」
つい口から出てしまい、そのままの勢いであれこれ言ってしまう。
ダメなんだけど、その気持ちは痛いほどわかります。
上司がクソすぎるとか、一線を越えたことを言ってきたとか、自分なりに「これなら言い返してもいい!」と思えるだけの正当な理由はそこにあったんだと思います。
けれど、あなたの立場で口答えをすれば、確実に上司はあなたに対してムカつているはずです。
なんなら機会を見つけて仕返しをしようとしてくるはずです。
仕事を干す、評価を下げる、さらに上の上司に対して「あいつはダメだ」という進言など、様々な手を使っていやがらせをしてくるでしょう。
今からでも遅くありません。
少しでも自分へのダメージを減らすためにも、速攻で謝りに行きましょう。
「相手」からではなく「あなたから」というのがポイント。
上司もプライドがありますから顔を立ててやりましょう。
多少はしこりは残ると思いますが、何もしないより何倍もマシ。
あなたからすればプライドが許さないかもしれませんが、それも社会勉強の一つです。
大人になりましょう。
自分の行動が大事
「じゃあ、相手が上司であればどんなことを言ってきてもハイハイ言えばいいのか?」
そう思うかもしれませんが、違います。
違うアプローチで自分の言うことに耳を傾けてもらえばいいのです。
例えば、上司の言うことを一旦受け止め、実際に行動に移したあとに「ここはうまくいった。だけど、ここはうまくいかなかったのでやり方を変えてみたい」と提言するなど、上司に耳を傾けてもらえるだけの行動を起こす、というところがポイント。
あなたが口答えをしたくなっているのは、上司とのコミュニケーション不足に原因があります。
もっと掘り下げていえば、
「なんで俺のことわかってくれないんですか?」
という怒りです。
敵対心から生まれる怒りは何も生みだしません。
どうすれば話を聞いてもらえるのか?
ここに集中し、上司から歩み寄ってくることを期待せず、まずは自分から行動を起こすことが大事だと思います。
まとめ
会社組織においては上司への口答えはダメです。
ドラマの世界なら通用するかもしれませんが、残念ながら実際のビジネスの場において好意的に受け入れられることはありません。
感情的にならず、相手に耳を傾けてもらえるだけのビジネスパーソンになりましょう。
それが組織の中での「賢い生き方」ですから。
では、また更新します