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部下が喋らなくなってしまった原因と上司がとるべき解決方法の解説

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「部下が喋らなくなってしまった...。」

これまで何の問題もなく部下とコミュニケーションが取れていたと思ったら、急に部下が喋らなくなってしまった。

気になって声をかけても、

「はい。何もありません。ありがとうございます。」

と答えてくれるけど、あきらかに態度が冷たいし、そっけない。

「どうしたんだろう?」

「気づかないうちに傷つけてしまったのだろうか?」

そんな風に悩んでいませんか?

僕も過去に「上司」という立場を経験し、そこで同じような状況になったことがあります。

そんな経験をもとに、今回の記事では、部下が喋らなくなってしまった原因と解決方法について書いてみたいと思います。

 

部下が喋らなくなってしまった原因

結論からいうと、原因は

あなた

です。

部下が悪いわけではありません。

例えば、

  • 普段部下に対してないがしろな態度をとったことがある
  • 自分の立場を守るため、都合よくスケープゴートにしたことがある
  • 「お前のため」といいながら、自分の憂さ晴らしの説教をしたことがある
  • 部下に意見を求めながら、相手の意見を真っ向から否定したことがある
  • 部下からの相談を「いまは忙しい」と断り、そのあとのフォローを怠ったことがある

これらの行動、あなたは自分ではたいしたことないと思っているかもしれませんし、「上司」という立場であれば仕方ないと思っているかもしれません。

ですが、受け取る側は違います。

心の片隅にずっと忘れられない傷として残ることもあります。

それらが積み重なって耐えきれなくなった時、相手は心を閉ざします。

その瞬間、アウトです。

以前のように喋りかけてくれなくなるのです。

自分の発言や行動の重み、考えたことありますか?

 

部下が心を閉ざしてしまう理由

否定された。

この感情が全てです。

「この人には話しても無駄」だと思っているから話しかけてこないのです。

話しかけてこない=心を閉ざしている、ということ。

正直、このような状態になるとリカバリーは相当大変です。

下手に行動しないほうがいいです。

ダメなのは、自分の中で振り返りもできていないのに無理やりコミュニケーションの場(例:一対一の飲み会)をつくり、そこで一方的に思いを伝えてしまうこと。

「まあ、俺も悪かったしこれから改善していくよ。すまんね。...じゃあ、飲もっか!笑」

みたいなのですね。

最悪なのは、その場のノリで

「色々悪かったよね。...許してくれるかな?ほんとうにごめん!」

と自分から許しを迫ること。

だって、上司からそんなこと言われたら、部下は嘘でも「大丈夫です!ありがとうございます!!」って言わないといけませんからね。

これって結局は自分がホッとしたいからやっている行動であって、本当に部下のことを考えてないんです。

絶対にやめておきましょう。

 

部下が喋らなくなってしまった時の解決方法

時間に任せるしかありません。

自分の普段の言動を見直し、部下からの信頼を徐々に取り戻すしかありません。

使い古された言葉かもしれませんが、相手を変えようとするのではなく、自分が変わるしかないのです。

具体的には...

・発言と行動を一致させる

「常に報告しろ!」といいながら、「いちいち報告してるな!自分で考えろ!」みたいな矛盾した発言をしないように気をつけましょう。部下はあなたの言葉をしっかりと聞いています。矛盾した命令は混乱させてしまい不信感を産みます。

 

・相手の話を最後まで聞く

部下からの相談に対して、「なるほど。言いたいことはわかった。それはこうすればいいんだよ」とかぶせ気味で相手の言葉を遮りながら、自分の意見を押し付ける。こういうのは絶対にやらないようにしましょう。最後まで部下の言葉に耳を傾けてください。

 

・「上司>部下」という認識を改める

上司と部下というのは、あくまでも組織の中の役割分担。そこに人間的な上下があるわけではありません。一歩会社の外に出ればお互い一人の人間です。「俺はお前より偉い!」みたいな認識をもっていると、それは言葉と態度にでてきます。あなたが部下の立場だった時、そんな考えの上司と一緒に働きたいと思いましたか?考えを改めましょう。

 

これらのひとつひとつ、じっくりと取り組んでみてください。

どれだけ時間がかかってもいいので、まずは行動を変えましょう。

部下は常にあなたを見ていますよ?

 

部下の機嫌を伺ったらダメ!

とはいえ、なんでもかんでも部下に迎合しろというわけではありません。

どれだけ寄り添った行動をしても「あなたがどうも気にくわない」という理由から喋りかけてくれない可能性もありますから。。。

上司の立場としてはショックですが、こういう部下も一定数存在するのも確かです。

そこで相手のご機嫌を伺うようなことをすると舐められてしまい、上司と部下という関係が壊れてしまうので注意が必要です。

色々と気苦労することが多い上司という立場、年齢や価値観が違う者同士が働くというのはそれだけ難しいんですよね。。。

自分の人間としての器の大きさが試されます。

頑張りましょう!

 

まとめ

今回の記事では「部下が喋らなくなってしまった原因と解決方法」について書いてみました。

思い当たるところ、ありましたか?

もしギクッとする部分があれば、行動を変えていきましょう。

部下に成長を求めるのであれば、自分も上司として成長しないといけませんからね!

 

今回の記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。

では、また更新します。