外資系企業(金融業界)でリストラ・クビになる人ってどんな人?
ブログ猫です。
外資系企業=リストラ・クビになりやすいというイメージがあると思います。
実際、僕もこれまでの外資系企業でのキャリアの中で、何度かリストラ・クビが行われているのを見てきています。
では、リストラ・クビになるような人というのはどんな人なのでしょうか?
そんな方のために「どういう人が外資系企業(金融業界)でリストラ・クビになるのか?」、その特徴について詳しく書いてみたいと思います。
ではさっそく見て行きましょう!
外資系企業ではこういう人がリストラ・クビになる!
特徴1:結果を出せていない人
これはもう言うまでもありませんね!
結果とは、
- 契約書に書いてある業務(ノルマ)
- 上司から依頼されたタスク
- プロジェクトで担当しているタスク
これらにおいて、期待されているパフォーマンスよりも下回った場合、
あなた結果が出せてないじゃん!
と見られ、リストラ・クビになる確率がグンと上がります...。
外資系企業との雇用関係は契約書にしっかりと書かれています。
年間の給料はこれくらい、あなたがやるべき仕事はこれ、という風に全てが細かく書かれています。
例えるならスポーツ選手と同じような感じですね。
「あなたにはこれくらいの年棒を支払うけど、もしパフォーマンスが期待に見合わなければ契約更新はしないからよろしく!」
みたいな。
なので、当然結果が出せなければ契約更新が難しくなりますし、あまりにも酷いパフォーマンスだとリストラ・クビになります。
かなりドライかもしれませんが、よく言えばプロフェッショナルな世界とも言えます。
特徴2:上司から嫌われている人
外資系企業では直属の上司があなたのパフォーマンスを評価します。
その上司に嫌われてしまうと評価が下げられてしまい、結果としてリストラ・クビになる確率が高くなります。
嫌われるような行為を具体的に説明すると、
- 反論をする
- メールの返信が遅い
- 頼んだことを拒否する
いわゆる、反抗的な態度をとっていると嫌われてしまうと言うことですね。
もちろん、上記には「結果を出せていない人(先ほども書いた内容ですね)」も含まれます。
もしかすると、
「おいおい、感情で人を評価するなんておかしいじゃないか!」
と思う方もいるかもしれませんが、人は感情で動く生き物だということを忘れていませんか?
特に外国人が上司の場合、部下に対しては「忠誠心(ロイヤリティ)」を持つことが求められ、返事は常に「Yes」でなければ機嫌を損ねてしまうだけではなく、
「俺の言うことを聞けないだ?そんな奴は俺の部下じゃない!」
と、ジャイアンみたいなことを本気で言うから恐ろしいです。。。
ただ、これは逆の立場になればわかりやすいですね。
自分が上司の立場に立って、どんな部下だと仕事がやりやすいのか?
あれこれ反論してきたり面倒臭い部下よりも、
「わかりました!すぐやります!」
と、自分の言うことをちゃんと聞いてくれる部下の方がいいですよね。
特徴3:役職が高い人
「え、なんで?」
と思うかもしれません。
理由なシンプルで、役職が高い人=給料が高い人になりますので、リストラ・クビにするとそれだけ人件費の削減につながります。
金融業界のオペレーション(ミドル・バックオフィス)のポジションの年収を見ていくと、
- ヘッド(部門のトップ):1,200〜1,500万円
- マネージャー:800〜1,000万円
- シニアスタッフ:600〜800万円
- ジュニアスタッフ:450〜600万円
だいたいこれくらいのレンジになります。
何人ものジュニアレベルの人材のクビを切るよりは、一人のヘッドの首を切った方が効率がいいのです。
外資系企業の役職が高いポジションで得られる給料は高いです。
ですが、そういったリストラ・クビのリスクも含まれていることは頭に入れておいたほうがいいかもしれませんね。
余談ですが、Up or Out(アップオアアウト)という有名な言葉があります。
外資系コンサル会社でよく使われる言葉ですが、
昇進するか、会社を去るか
という究極の二択のキャリアパスを歩むことをUp or Out(アップオアアウト)と表現します。
僕がいた外資系金融会社も似たようなキャリアパスを歩むようになっていました。
上の役職になればなるほど椅子の数が少なくなるため、ポジション争いの競争は激化。
会社に残って昇進する芽がない人は、転職をして新たなチャンスを掴もうとする人が多かったです。
リストラやクビになるくらいなら、自分から会社を去って転職するのも一つの手段ですね!
おわりに
以上が「外資系企業(金融業界)でリストラ・クビになる人の特徴」になります。
外資系企業で働く限りはリストラ・クビになるリスクは必ずあります。
なので、できるだけその対象にならないよう、普段の仕事から気をつけておいた方が無難です。
海外から上司がやってきて、その日のうちに数名がクビになった、なんてことも実際ありましたから...。
では、また!